ミロネクトンは、動植物ミネラル化石体(ケイ酸質)等からなる各種ネクトン(殻・魚類)、プランクトン(微生物)、藻類、海藻、その他の生物類が近くの変動により埋没堆積し、数千万年を経過した貴重な資源です。動植物に必要なミネラル(微量要素)を多種類含有しています。
山形県酒田市から棚倉を通り、茨城県水戸市北方に至る大断層帯。日本列島がユーラシア大陸を離れ、日本海が生まれたときに折れ曲がったところです。地質は棚倉構造線を境に東北日本と西南日本に大きく分かれ、断層帯には恐竜が生きた中生代の海や湖沼から生まれたチャート相地向斜堆積層が広がっています。
ケイ酸を主成分に、アルミニウム、カルシウム、鉄、カリウム、マグネシウム、ナトリウム、チタンなど、59種類ものミネラルが確認されています。主成分のケイ酸は、一般的な分子構造とは異なり多量のO-イオンを放出してH+イオンを水に変える(酸を還元する)力を持っています。
軟質の砂状岩石ですが、山は発破(ダイナマイト)をかけても崩れません。電子顕微鏡でみると、驚くほど多種多様な太古の微生物の化石の集合体であることがわかります。無数の細孔を持っており、その平均直径は50mmと、物質の吸着に最も適したサイズになっています。また、波長8〜14μmの遠赤外線の放射も確認されています。
《ミネラルの活用》飲料水・整腸作用、健康水、植物生育、土壌改良、健康関連資材
《遠赤外線の活用》水質改善、植物成長、環境関連資材・生活関連器材、健康関連資材
それぞれに適した形態で製品を展開しております。
家畜の飲み水に原石を入れるだけで、飼料(ミネグレット)を与えた時と同じ効果を発揮する。しかも流れ出した水が、家畜の排せつ物で汚れた池を透明にし、水辺の草木を生き生きさせる・・・・。
飼料や肥料(ミネグリーン)から実証が始まったタナクラクレイの効果の鍵は、実は「水」と、遠赤外線などの「電磁波」にあることがわかってきました。
福島県会津地方では、タナクラセラミックボールで濾過した地下水を原点に、米や野菜の有機無農薬栽培にはじまり、味噌や日本酒の醸造、さらには住宅の化学物質発散量抑制にまで、タナクラクレイの効果を広げています。
持続可能な環境づくりを目指す、21世紀型の応用先進例をご紹介します。
会津を拠点とする農業法人自然農法無の会では、肥料としてのタナクラクレイには炭素以外のすべての必要元素が含まれていると評価し、水田耕作にも、タナクラクレイを混合して熟成させた堆肥に海藻のみを加えて使用しています。藁と牛糞の場合、2週間ほどで柔らかく熟成。臭気もほとんどありません。
タナクラクレイ混合堆肥を使用した有機無農薬栽培作物は単位収穫が高く、雑草も病害虫も少ないといいます。米や野菜の味もまろやかで、タマネギもさらさずに生食できるほど。さらに、タナクラセラミックボールで濾過した水を使って自家栽培原料の低温熟成味噌を作ると、味がまろやかになるだけでなく。通常の2倍の速さで熟成します。
自然農法無の会では、タナクラクレイによる有機無農薬栽培で、廃れかかっていた地元の酒造好適米「五百万石」を復活。同じく地元の酒蔵、白井酒造店が、これをタナクラセラミックボール濾過水で醸し、山廃純米吟醸「風が吹く」を作り上げました。伝統的な山廃仕込みならではの風味と柔らかさが同居する美酒として、高い評価を得ています。