
やっぱり大事なそのカタチ
昨日は津波警報でびっくりしましたーーー!!!
地震もないのに何で?!
って思いましたけど
カムチャツカ半島でだったんですね。
マグニチュード8.7は大きい……
現地の方は大丈夫だったんでしょうか。
しかし、こんな一日中大きな津波はやってくるのに、日本は北海道でも震度1だとか。
やっぱり地盤って硬いんですね。
でもって、これくらい時間の余裕があると、避難も間に合いますね。
交通機関などは運行を停止したりと大変ですが、国内での人的被害はなさそうなので、一先ずほっとしました。
現地の方々の安全をお祈りしています。
あ、今、ニュースで知りましたが、
避難の際の事故などで亡くなられた方が国内にもいらっしゃったんですね。
前述の表現は撤回します。
お亡くなりになられた方々へ謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
筆者はこのような災害に見舞われる度に、地盤の重要さを思い知らされる気がします。
私たちはどう足掻いても地面の上でしか生きられませんよね。
水上(船上)や、この現代においては宇宙(宇宙ステーション)ででも、一定期間生活することはできますが、まだ全く寄港せず、設備の補充なしに永続的にそこにいることはできません。
私たち人間はこの地球の地面としっかり結びついている存在なわけです。
地震や津波、洪水などの自然災害のとき、地盤の強固さが生死を分けることになった例は枚挙にいとまがありません。
宅地開発のため、無理に土地を切り開いたせいで土砂崩れに遭ったり、脆弱な土地は鉄砲水で流されたりします。
水捌けの悪い低い土地は浸水被害に遭いやすいですよね。
そうそう、東日本大震災のときに、神社が津波の被害に遭わなかったのは有名な話。
昔の人は、強い土地を知っていたのでしょうか。
そんな大事な土地を私たちはこれ以上汚すことなく、そして、かつての豊かな状態に戻していくように努めていかなくてはならないでしょう。
さて、その大事な土地――土壌の中の大事な成分、腐植の話の続きを本日も進めたいと思ってたんですが、津波のことがあったので、語ってるうちに壮大な前振りになってしまいました。
残り短いですが、ここからが本題です(笑)
腐植って皆様、憶えておられるでしょうか?
そう。土壌中の有機物です。
微生物が分解したもの(腐植質)とそうでないもの(非腐植質)があります。
さらに、この腐植質の方は以下の3種類に分けられます。
・フミン酸(酸性溶液には不溶、アルカリ性に溶解する):暗褐色
・フルボ酸(酸性、アルカリ性共に溶解する):褐色
・ヒューミン(酸性、アルカリ性共に不溶):黒色
これらは皆、定まった構造を持たない無定形物質と言いまして、
フミン酸の分子量は10,000~100,000、
フルボ酸は 1,000~10,000、
ヒューミンは 100,000~10,000,000
ヒューミン、フミン酸、フルボ酸の順に大きいです。
こういう腐植が粘土(クレイ)と共に、土壌の保肥力向上に一役買っているのです。
粘土に保肥力があるのは、粘土粒子の表面が負に帯電していて、栄養素(陽イオン)を引き寄せ、吸着するから。

この構造のお蔭で土中の栄養素(陽イオン)は水に流されていってしまわずに、土の中に留まっていてくれるわけです。
しかも、植物の根が吸収しやすい形で。
実は、腐植も表面が負に帯電しています。
ですから、同じ機構が働いて、栄養素を保持するのです。
しかし、腐植はそれだけではありません。
先程、腐植は決まった構造を持たない無定形と言いましたが、それは何の分子構造も持っていないという意味ではありません。
特定の構造はあるものの、その構造だけが規則正しく配列しているわけではないということです。
そう言われても、何のこっちゃ? ですよね(笑)。
百聞は一見に如かず。

フミン酸推定構造(H.R.Schulten et al. Naturwissenshaften. 1993:80;29-30)
これは、シュルテン博士が割り出した『フミン酸の推定構造』です。
無定形なので、全部同じ形ではなく、『推定構造』となっています。
何かもう覚えられる気はしないですよね(笑)
でも、ある特定の構造を持つことは、何となく見て取れると思います。
ではここから解説――と行きたいところでしたが、如何せん前振りが長過ぎました。
本日は腐植チラ見せということで(笑)
また、来月お会いしましょう。
:M
