
大事なのはそのカタチ2
ゴールデンウィーク突入しましたね~
皆様は、早速どこかへお出かけでしょうか?
え、仕事?
ははは、私のような方々も全国に沢山いらっしゃるでしょう。
お仲間ですね♪(何故か嬉しそう)
そんな私のような寂しい方々へ向けて、
今日はお送りしたいと思います。
っていうのは、冗談ですが。
それはさておき、今日のコラムもまた土壌についてお話ししたいと思います。
何せ、タナクラクレイは『土壌改良剤』ですから(笑)。
前回のコラムで、良い土の条件として『団粒構造』の話をしましたね。
今回は、同じく良い土の条件として欠かせない『保肥力』について見ていきましょう。
『保肥力』とは、字の通り、土壌が肥料を保持できる能力のことです。
保肥力のない土地には、いくら肥料、養分を施しても、流れて行ってしまいます。
そうなると、植物は養分を吸収できませんから、良く育ちませんよね。
さて、そんな保肥力とは、どう決まっているものなのでしょうか?
一つは、前述の団粒構造を持つ土壌というのがあります。
そう、あのスカスカに養分も保持するのです。
それから、微生物たちの餌になる有機物が土壌に多いこと。
団粒構造を造る上でも、微生物クンたちの働きは重要ですものね。
そして、ここでいう養分とは、カルシウム、マグネシウム、カリウムなどの主要要素、微量要素などを指し、これらは土中(水中)で陽イオンとして存在します。
これらの陽イオンをどれだけ保持できるかを陽イオン交換容量、CEC(Cation Exchange Capacity)と言い、これが主に保肥力の指標になります。
さて、この陽イオン交換能力を持つものとして、腐植というものがあります。
腐植については、今後、コラムで詳しく説明したいと思いますが、今回は簡単に、動植物の死骸や排泄物まどを微生物が分解した有機物とだけ憶えておいて下さい。
腐植が豊富な土壌が肥沃な土地と呼ばれたりします。
でもって、ここ重要です(笑)。
タナクラクレイは、正式には軟質多孔性古代海洋腐植質と言いまして、
そう『腐植』が豊富に含まれているのですよ。
お次は、『土壌コロイド』
『土壌コロイド』は、土壌を構成する微粒子(数nm から数μmの大きさ)のことで、主に粘土鉱物、腐植、それらの結合体で形成されています。
はい、ここでもさりげなく『粘土』が出ましたね(笑)。
この土壌コロイドは複雑な構成ですが、その表面は負に帯電しているので、下図のように陽イオンを引き寄せ、吸着するのです。
まさに、陽イオン(養分)を保持してくれているわけですね。
他にも、土壌コロイドには、土壌のpHの変化を和らげる緩衝作用というものがあります。
日本は酸性雨が降るので、土壌が酸性に傾きがちですから、重要な役目ですね。
土壌コロイドは様々な化学物質と複合体を形成し、水によって移動するので、土中での物質の運搬も担っています。
自力では動けない植物にとって、養分を保持し、根まで運んでくれる土壌コロイドは、なくてはならない存在というわけです。
団粒構造に続いて、土壌コロイドというのも、植物の生育に非常に重要なカタチであることが分かりました。
こういうものを見ると、自然の摂理というか、采配というか、神秘というか、
すごーく良くできてるなって思いますね。
そんな土壌コロイドの成分である腐植が豊富に含まれている粘土、タナクラクレイも、自然が与えてくれた非常に良くできた天然の土壌改良剤なんだなとしみじみ思っています。
自画自賛じゃないですよ~(笑)
タナクラクレイは、100%天然の粘土ですから。
:M