紅葉

まとめの季節

寒いですね~
といっても、明日からはもう12月なので、寒くても当たり前か

それより
もう12月ですよ、12月!(←うるさい奴)

今年ももう残りひと月だなんて……
最近、時が経つのが妙に速い気がします。

え、トシのせい?
そうですかそうですか……(テンション⤵)

・・・

ま、私が年を取ったとかそんなことはどうでもいいので(笑)
さっさと今日の話題について話を変えましょう(空元気)

さて、ここのところ数か月、このコラムでは『腐植』についてお話してきましたね。

途中、都合で(私の/笑)違う話題のときもありましたが、かれこれ半年以上そのテーマでしたので、皆様、前の方にしたお話はお忘れでしょう。

かくいう私も、自分でしておいて忘れていましたので(笑)、本日は『腐植』についてのおさらいかつまとめと行きたいと思います。

では。

『腐植』

タナクラクレイの正式名称『軟質多孔性古代海洋腐植質』に入っている言葉ですね。

もちろん、言葉だけではなく、実際にタナクラクレイを成分分析に出すと『腐植』の存在が確認されます。

この『腐植』が、土壌の改良、植物の栽培のみならず。動物の体調まで良くしてくれる優れものなんです、というのがこれまでのお話のポイントでした。

それでは、その『腐植』とは具体的にどういうものなのか?

『腐植』とは、物凄くざっくり言うと、土中の有機物です。

そのうち、微生物が分解した無定形の高分子化合物を『腐植質』、そうでないもの(土中のタンパク質とか糖とかですね)を『非腐植質』と呼びます。

ここで取り扱う『腐植』は、この無定形の高分子化合物の方になります。

この腐植には種類がありまして、

・フミン酸(酸性溶液には不溶、アルカリ性に溶解する):暗褐色
・フルボ酸(酸性、アルカリ性共に溶解する):褐色
・ヒューミン(酸性、アルカリ性共に不溶):黒色

といい、

フミン酸の分子量は10,000~100,000、
フルボ酸は 1,000~10,000、
ヒューミンは 100,000~10,000,000

くらいで、ヒューミン、フミン酸、フルボ酸の順に大きいです。

さて、
こういう腐植の主な働きとしては、

1.団粒構造の形成

良い土壌の必須条件である土の団粒構造。
これを作るのには土壌コロイドから微生物、小動物にまで話が絡んできますが、腐植は土壌コロイドの成分の一つです。それからミクロ団粒を形成します。

団粒構造

他にも微生物たちの餌になったりして団粒構造形成の下支えになります。

2.保肥力の向上

粘土(クレイ)が陽イオン交換性を持つのは有名ですが(そうでもない?)、腐植も負けず劣らず陽イオン交換容量が大きいのです。

腐植に多く含まれる以下の構造は2本の腕でしっかりと栄養素(陽イオン)を捕まえます。

腐植基本構造

そうそう、肥沃な土は黒っぽい色をしていますが、あれは腐植の色なんですよ。

3.キレート作用

上のような構造が沢山含まれた腐植

フミン酸推定構造

フミン酸推定構造(H.R.Schulten et al. Naturwissenshaften. 1993:80;29-30)

この2本の腕で物質を蟹のハサミのように抱え込む性質があり(化学的には錯体を作るといいます)、これをキレート(ギリシャ語で蟹のハサミの意)作用と呼びます。

この作用によって、有害物質を腐植内部に閉じ込め、外部と反応させなくします。

つまり、動植物にとって、有害物質を体内に取り込んでも、毒性が下がったり無毒化するわけです。

また、反対に、そのまま(金属イオンの状態)だと植物が体内に取り込めないような栄養素を根から吸収できるようにさせたりします。

同じ肥料を与えても、格段に成長具合が良くなりますね。

それから、金属イオンを閉じ込めるので、土壌のpHの調節にも役に立ちます。

植物の栽培にとっての重要なポイントを結構網羅してくれますよね~

ざっとこんなところでしょうか。

駆け足でまとめてしまいましたが、詳しい話はそれぞれのコラムをご覧ください(雑談が多いかもですが/笑)。

それではまた、来月お会いしましょう。

:M

 

 

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